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TIGRATO(東京・四ツ谷)高宮裕輔さんのインタビュー

新しい交流が生まれる「オンラインバー」

コスタリカのスペシャルティコーヒーを使った「エスプレッソマティーニ」。カシスリキュールを少量加えて、フレーバーのボリュームを広げている。

その場でプロジェクトが立ち上がった


―オンラインバーへの参加方法、集客について教えてください。
参加申し込みは、Facebookメッセンジャーからのみ受け付けていました。当日、参加者のグループを作って、時間が近づいたらそのグループメッセージにZoomのURLとID、パスを発行するという流れです。集客はFacebookでの呼びかけだけでしたが、毎回平均してだいたい5名くらいには参加して頂きました。無料だったので、参加しやすかったんだと思います。すぐに席が埋まったのが、金曜日。TwitterやInstagram、ブログなどほかのSNSを活用して集客すれば、もっと集まったかもしれません。

―入店料は、最後まで無料のままだったんですか?
手探り状態でしたからね。お金を頂くほどのことができているのかわからなかったし、ビジネスとして成り立ちそうであればいずれ切り替えていこうかなと。オンラインバーを有料化するには、お客さまの満足度が高くなるようなものをご提供しなければなりません。そこで考えたのが、メーカーやインポーターと組んで行うオンラインセミナーでした。ビールメーカーさんと開催したのは、ビールの6本セットを事前購入した方だけがオンラインセミナーに参加できるというもの。ビールを購入すれば、自宅でセミナーを受けながらビール好きな人たちと一緒に飲める。そのメーカーのビールがもっと好きになる人もいるでしょうし、ここで交流が生まれてメーカーとお客さま、バーテンダーが繋がります。結局最後までオンラインバーは無料のままでしたが、いろいろな方との出会いはかけがえのないものになりました。

―ほかにもオンラインセミナーを開催されていましたね。
アイリッシュウイスキー、コーヒーカクテル、トニックウォーター、KIKKA GIN、TUMUGI、柑橘、自宅でできるフレア、写真と幅広く開催しました。生産者のセミナーは、造り手の話を直接聞けるからか、盛り上がりましたね。偶然、異なる道のプロが同席したことがあって、それはもう濃い話になりました。実は、その場でプロジェクトも立ち上がったんです。僕らがいるバーカウンターでもそうですが、そこで出会った人たちが仕事のパートナーになったり、飲み友達になったりすることがあります。オンラインなら場所を問わず、例えば海外にある蒸留所のセミナーもできますし、大きな可能性を感じますね。

―オンラインバーでは、みなさん何を召し上がっていましたか?
ハイボールが多かった気がします。最近、焼酎がバー業界で話題になっていることもあって、焼酎をソーダで割ったり、コーヒーを少し足したりして召し上がっていました。僕も、焼酎を飲む機会が増えましたね。そのお酒を購入しなくても参加できるセミナーが開催された時には、こちらから促したわけではないのにお客さまが自ら用意してくださったり。フィーバーツリー(トニックウォーター)のセミナーでは、3種類をケースで購入された方もいました。

ブラジルの蒸留酒、カシャッサがベースの「カイピリーニャ」をアレンジした「カイピリシマ」は、瑞泉酒造の泡盛「尚 ZUISEN」を使用。

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