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「the bar nano.」(北海道・札幌)富田健一さんのインタビュー

つくる楽しさも届ける「カクテルキット」

特別な道具がなくても自宅でカクテルは作れる


―価格はどのようにして決めましたか?
4種類5杯分で4,500円のカクテルキットは、実店舗での客単価を参考にしました。店で2~3杯飲んでお会計するとそのくらいですね。諸々の作業代や梱包する資材を含めても店舗より価格を下げたのは、お客さまご自身でカクテルを作って頂くから。とはいえ、キットを作成するのに従業員を勤務させるのは感染リスクも高まりますし、薄利多売になるくらいなら止めようと思っていたので、ある程度利益が出るようには設定しました。テイクアウトしてくださるお客さまが多かったのですが、価格の内訳が細かく分かれていて計算がやや複雑でしたね。3,500円のキット代がベースで、それにアルコール代が900円、容器代が100円で4,500円。3,800円のノンアルコールセットの場合は、アルコール代が200円のシロップ代に変わります。お酒と容器の消費税が10%で、ノンアルコールは8%。酒税法で量り売りは基本的にお客さまが容器を持参することになっていますが、持参されていない方にはこちらで用意したものにお酒を移し替えて、酒代とは別に容器代をご請求する決まりになっています。

―同封されていた説明書「カクテルの作り方」は、自宅で作ることを想定していろいろと工夫されたと思います。
シェーカーやバースプーンをご自宅に揃えている方は少数でしょうから、それらが無くても作れるように考えました。シェーカーは、キャップが付いている空き瓶やペットボトル、プロテインシェーカーなど、バースプーンやマドラーは混ぜられるものなら何でも代用できます。シェイクするカクテルは、振る時間や振り方によって仕上がりが水っぽくなってしまう可能性があるので、冷やす工程と混ぜる工程を別々にしました。先に材料と氷をグラスに入れてマドラーで混ぜて、氷を捨てたらペットボトルなどの容器に移し替えてシェイク、グラスに注ぐという流れです。アルコールは酒税法の関係で北海道内のみの発送でしたので、道外はノンアルコールのセットしか販売できません。お酒を入れて飲みたいというご要望に応えて、それぞれに加えるお勧めのお酒も説明書に記載しておきました。シェイクは材料に空気を含ませて味をまろやかにする目的がありますが、シェイクすること自体も楽しいですよね。ノンアルコールカクテルは、お子さまもバーテンダー気分になれますし。


トニックウォーター以外はすべてパッケージングされている。筆者は東京に住んでいるため、ノンアルコールセット。お酒を加えるなら「ハスカップとパイナップルのカクテル」はホワイトラム、「さつまいもとマスカルポーネのカクテル」はウォッカがお勧めだそう。

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