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Bar Tenderly(東京・大森)宮崎優子さんのインタビュー
「お待ちしておりました」という扉を開けたときの掛け声から、帰り際に供されるお茶まで宮崎さんの徹底した“お客さま目線”での接客と、磨き上げられた美味しいカクテルに魅了されて来店する客人は多い。(※宮崎さんには、撮影用にマスクを外して頂きました)

「動画」でバーを知ってもらうきっかけに

思いがけず時間に余裕が生まれ、YouTubeなどに動画をアップするバーテンダーが増えた。カクテルレシピからシェイクやステアの技法、お勧めのウイスキー、お酒に合うおつまみ、丸氷を作る過程までさまざまな動画が日々更新されている。そんな中、いち早くYouTubeでライブ配信を行い、視聴者との交流を図ったのが東京・大森のバー「Bar Tenderly」の店主、宮崎優子(みやざき ゆうこ)さんだ。(取材・文 いしかわあさこ)

スタッフ全員が登場したライブ配信


―4月からGWにかけてのYouTubeライブ配信、楽しく拝見させていただきました。
新型コロナウイルス感染防止のため、3月末から様子を見ながら臨時休業をしていましたが、4月4日から本格的にお休みに入りました。翌日の4月5日、初めてのライブ配信を行ってみたら思っていた以上の方が視聴してくださって。最初は雑音やハウリングが起きたり、画面に向かう立ち位置など調整することが多く、視聴者の皆さまにはご迷惑をおかけしましたが、温かい目でご覧になって頂けたようです。

―チャット欄に次々と質問が舞い込んできていましたね。
バーテンダーを目指すきっかけからオリジナルカクテルのお勧め、初心者にも飲みやすいウイスキー、グラスを選ぶ基準、自宅でカクテルを作るコツなどいろいろな質問を頂きました。私のライブ配信では、カクテルの作り方に関する質問が多かったです。「このお酒はお店に置いてありますか?」とか、「健康のために何か運動はされていますか?」「髪型のセットは何を使っていますか?」といった質問もありましたね。最初は気が回らなくて、もしかしたら質問を見落としてしまったかもしれませんが、途中から少しずつ慣れてきて視聴者のお名前をきちんと確認できるようになったり、声をかけることができるようになりました。

―リアルタイムで視聴者が直接質問できるのも、ライブ配信の魅力ですよね。配信が始まった直後の質問が少ない時間はどうされていましたか?
最初は「こんにちは」「よろしくお願いします」といった挨拶が多いので、お一人ずつお名前を呼んで挨拶を返していました。例えば「ワインを飲みながら見ています」というコメントが入ったときは、こちらから「赤ですか? 白ですか?」と質問を返してみたり。質問の少ない時間帯を使って、前回の配信で答えられなかった質問やリクエストにも応えました。思い出のカクテル「バイオレット・フィズ」について語ったりもしましたね。YouTubeチャンネルで更新した動画のお知らせや、当店で開催しているカクテルスクールについてもお話しました。スタッフは、事前に話すことを準備していたようです。

―GWには松本さん、荒さん、櫻井さんと、スタッフのみなさんが順番に登場されました。
自分でライブ配信を行ってみて、これは是非スタッフにも経験してもらいたいなと。お客さまと久しぶりにお会いできたような嬉しさや、私たちを応援してくださっている声がとても励みになりましたし、再開したらお客さまにそれらを還元しなくてはと思いました。松本はコンペティションとスタンダードカクテル、荒はテキーラの種類・飲み方とコンペティションについて、櫻井はカバランウイスキーのアンバサダーなのでカバランに関することの質問が多かったです。スタッフによって視聴者も変わりますし、バーやカクテル、バーテンダーのことを幅広く知って頂けるひとつの機会になったのではないでしょうか。チャット欄に「頑張ってください」「いつも拝見しています」といった応援メッセージが入って、スタッフも元気づけられたようです。遠方でお越しになれないお客さまなど、ライブ配信を楽しみにしてくださっている方に向けてこれからも時々開催しようかという話も出ています。

インナースティーブ(それぞれ焦がし具合を変えた樽材の板を樽に沈めて熟成する製法)で造られる「メーカーズマーク プライベートセレクト」。PBO(NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構)オリジナルボトルで、チェアマンの山野井有三さんと宮崎さんがセレクトした。

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