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バーテンダーが結集して送り届けるメッセージ動画
インタビューに応じていただいた齊藤泰史(さいとうやすふみ)さんと垣内亜希(かきうちあき)さん

バーテンダーが結集して送り届けるメッセージ動画

たとえどんなに向い風に吹かれても、人は未来を見据え前に進んでいく。そんなメッセージを込めた動画を、愛知のバーテンダー総勢69名が結集して作成した。「Go against the wind 〜向かい風に立ち向かう〜」と題し、新型コロナウイルスによって苦境に立たされながらも前を向くバーテンダーの姿を発信した動画は、多くのメディアにも取り上げられ反響を呼んだ。
プロジェクトの発起人である、BAR ねじ錐(名古屋市)のオーナーバーテンダー・齊藤泰史さんのもとを訪問し、中心メンバーであるCURTAIN CALL/カーテンコール(安城市)のヘッドバーテンダー・垣内亜希さんも交えて、動画公開に至るまでのストーリーや反響について語っていただいた。
(取材・文 小針真悟)

―今回の動画プロジェクトはどのような経緯で始まったのでしょうか?
齊藤:2年前、愛知のバーテンダーがおよそ80名結集して開催した「100 Cocktails from 愛知 A1 カクテルコンペティション2018(以下、A1)」というイベントが今回の動画プロジェクトの発端となっています。
新型コロナウイルス感染拡大によって余儀なくされた休業期間中に、A1参加メンバーであるBar Reserva(豊田市)の吉田さんが独自の動画企画をやっているのを見て、A1メンバーが再結集して何か発信できるのではと思ったんです。
そうして制作費用を見積もっていただいたのですが、動画制作は相場が高いようで、想定を大きく超える額だったため一度は諦めました。
そんな時、映像制作会社のXYOU(エックスユー)さんが手がける全国の飲食店を動画で支援する「#Prayforcheers」というプロジェクトの存在を知りました。動画をチェックしたところ、知人であり東京でバーテンダー兼MCとして活躍されているMC MASAさんがナレーターとして参加されていたんです。
クラウドファンディングで資金を集めることで、飲食店応援動画を無償で制作し、イベントなどの中止によって損害を受ける映像制作のクリエイターさんの雇用も捻出するというプロジェクトで、すぐにMC MASAさんに「MASAさんが参加されている企画、愛知でもできませんか?」とメッセージを送りました。そこからエックスユーのディレクターさんにつないでいただくと、お願いしたその日に「是非やりましょう」と快諾いただきまして、プロジェクトが発足しました。

―今回の動画プロジェクトは多くのバーテンダーさんが出演されていますよね。どのように出演者を集めたのでしょうか?
齊藤:A1の際に連絡ツールとして使用していたグループLINEが残っていたのでそれを活用しました。まずはMASAさんとディレクターさんとおおよそ3日で企画を書いて、それをグループの方々に向けて送り、参加をお願いしました。
皆がコロナ関連の対応などで忙しくしていた時期でしたので、グループLINE上では中々反応いただけなかったのですが、個人間での連絡もとりながら最終的に69名の方に参加いただけることになりました。
基本的にA1メンバーですが、2年前不参加だった方にも新たに参加いただけたのは嬉しかったですね。

実は齊藤さんは映画監督を目指していた時期があったそうで、動画のイメージは基本的に自分で考えたという。

―出演者それぞれの動画を組み合わせているようですが、個々の動画はどのように撮影したのでしょうか?
齊藤:撮影は基本的に出演者自身が行っています。緊急事態宣言の最中でしたので自撮りでお願いしたんです。
どのような撮影内容にするかについては、まず私が考えていたイメージを絵コンテにし、映像制作の方にチェックしていただきました。#Prayforcheersの他の動画は、お店の方々の「乾杯!」を集めたものだったのですが、私たちはバーテンダーらしさを重視して、カクテルを作っている姿を集めた動画することにしたんです。
内容が決まってからは出演者の方々に「こんな感じで撮ってください」と参考イメージを送りました。動画に不慣れの方も少なくありませんでしたし、撮影しやすくするために参考イメージは欠かせませんでした。

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